受験の記録・番外5

(受験の記録・目次)
番外5.ロースクールでの生活について
ここではロースクール在学中の私の勉強サイクルについてダラダラと述べる。どうでもいい情報も多いとは思うが、目安になれば。
(1)入学〜3年の9月ころ
ロースクール在学中の普段の勉強は、特に試験対策はしておらず、予習・復習が基本。あたりまえのことだが、この普段の勉強の積み重ねは非常に大事だった。択一の勉強にシフトした際、猛スピードで回していく作業に耐えるだけの基礎力をここで鍛えることができるからだ。基礎力が無ければ、問題・解説を理解するのにいちいち時間がかかり、猛スピードで回すことは難しいだろう。この時期の試験対策は全く不要だと思う。
・とはいえ、1年・2年のころの自分は危機感も全くなかったので、予習は怠ることが多く、周りの友人に助けられることがしばしばだった。もう少しこの時期の勉強を必死に頑張っていればな、と今更思ったりする。もっとも、3年間ずっと必死に勉強するのはそれはそれで集中力が続いたのか疑問。自分のように未修コースの場合はこの辺りのバランスは難しいところだろう。
・勉強場所は色々変遷があったが、2年生になってすぐくらいのときに大学内の図書館の自習室に行きついた。
・朝9時すぎに自習室に到着、18時ころには帰っていた気がする。いや、疲れを感じたら帰っていた気がする。
・授業がない日は学校には行かず、勝手に「オフ」の日にしていた。
・とにかくその程度の本気度だった。3年の9月ころまでこうした生活が続いていた。
・とはいえ、この時期までに北出の論証集を覚えていたし、全科目の重要論点を網羅した論証ノートも作成していた。こうした地道な作業は後回しにすると直前期に試験対策の時間を割かなければならなくなるので、できたら早めに済ますといいだろう。
・また、2年前期の中ごろに友人と勉強会を組んだのも大きかった。この時期はたいしたことはやっていなかったが、後々自分の勉強をサポートする大きなツールとなった。
・とにかく、あせらずに目の前の課題をこなしていくのがこの時期はベスト。あせって選択科目を1年の時から初めるのはまずいパターンにはまってる可能性がある。基本科目がおろそかになってないかチェック。
・そして、9月のTKCが190点台。繰り返してしまうが、今振り返ってみると、この時期の自分は本当に甘かった。もっと基本の積み重ねができたなー、と思えて仕方ない。

(2)3年の9月以降
・9月のTKCの結果を受けて、危機感を感じ、択一を本格的に勉強するようになる。択一の勉強法については、本稿の該当記事を参照。
・この時期に起こった変化としては、土日に予備校に通いだしたことか。択一模試・論文模試を受けるようになった。そして、これのおかげで土日も勉強するようになったのが大きな変化だった。模試→復習という流れは当日中に済ませるようにしていた。
・模試のない休日も含めて、毎日図書館で勉強するようになったのもこの時期から。とにかく1日でも惜しいと考えるようになった。12月のTKCで高得点を目標としていたので、それまでの間に択一ノルマとして自分で掲げた分量を何とかして消費しなければならない、と思っていたからだ。
・朝9時すぎに自習室に向かい、帰りは夜9時すぎころ。集中力が切れたとおもったときは、適度に休憩をとっていた。休憩中は音楽を聞いたりコンビニに行って何か買って食べたり、友達を見つけて話したりしていた。昼食の時間も普通にとっていたし、昼寝もよくしていた。とにかく無理をしては長続きしないので、集中力ができるだけ続くように工夫をしていた。
・勉強会は基本週3回。この時期からは目的意識をもって取り組んでいたように思う。詳しくは番外の該当記事を参照。