へうげもの9服

へうげもの(9) (モーニング KC)

へうげもの(9) (モーニング KC)

・利休の死、織部の開眼など。まさにターニングポイント。
本能寺の変でカエルが泣いた場面と秀吉が寝込みを襲われた際に千鳥が泣かなかった場面との対比。こうした対比が秀吉の孤独を強調して織部介錯を命じることが説得的に感じさせる。
・また、自分が何者か分からないでいる織部→利休切腹介錯を命じられる→利休の「それがあなたなのです」→家康の必死感→こらえられない笑い→開眼→織部独自の破調の美の確立へ。このような流れも非常に練られていると感じる。
・10服は今年の冬らしい!