□□□(クチロロ)新作
・□□□ 「everyday is a symphony」
- アーティスト: □□□
- 出版社/メーカー: commmons
- 発売日: 2009/12/02
- メディア: CD
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まだ消化途中だが、感触は最高にいい。
ミクスチャーを無尽蔵に進めた上で、それを極限まで洗練されたポップに料理したサウンド。
TV On The Radioの「Dear Science」との共振性を強く感じる。
思った通り、CorneliusやS.N.D、宇多田ヒカルの近作に通じるような、音の丸い粒が浮かぶような「00年代のサウンド」に仕上がっている。
それだけでなく、Dirty Projectorsにも通じる奔放さも本作のポイント。聞いていて「こんなのアリか?」という驚きがあって楽しい。
tr2、3が序盤の山場。
tr6、9、12辺りもリピートに耐えるメロディーを備えている。
「00:00:00」は正直Short Versionの方が好きだが、単にあちらを聞きすぎてしまったというだけかもしれない。
もっと聞きこんでいきたい。
Mew、Dirty Projectors、David Sylvian、Loney Dearらと並んで今年のベスト候補。