龍馬がゆく

・ミーハー心で、ついに読み始めた。面白い!戦国時代と比べて幕末はそれほど詳しくなかったのだが、俄然興味が出てきた。
・これまで小説は苦手だと思っていた。きっかけは、村上春樹の文体が全く受け付けなかったため。心理描写がしつこいというか、本題と関係ないところをフワフワしている感じが無性にまどろっこしくてダメだった。
ただ、この「龍馬がゆく」は全く違う。文章は簡潔な文体で、スラスラ読むことができる。加えて、適宜作者による事件や人物の解説もなされているので、知識がなくても苦労なく読むことができる。
・とにかく思うのは、福山雅治演ずる龍馬とのキャラの違い。
より無骨で、迷いのない感じ。ナヨナヨしたところが全くない。福山の迷いながら前に進もうとする龍馬も勿論好きだが。

新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)

新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)