最近聞いた音楽

The Flaming Lips 「Embryonic」

Embryonic

Embryonic

18曲70分超の大作。
「The Soft Bulletin」以前のガチャガチャのガレージ・ロックっぽさと「The Soft Bulletin」以降のドリーム・サイケ・ポップっぽさのちょうど折衝点に位置するようなサウンド
ビートが強調されていて重々しい印象を受ける。
とても寄り添い易い作品とはいえないが、衝撃度は大きい。
tr1,4,11,16がお気に入りのトラック。

・Sufjan Stevens 「The BQE」

BQE [CD+DVD]

BQE [CD+DVD]

スフィアンの待望の新作はソナタ形式のインストアルバム。
管弦楽を大幅にフィーチャーした大作志向の作品となっており、バンドっぽさは皆無。今までのスフィアンの作品とは毛色の違いを感じる。
オープニングのtr1からtr2へ移る瞬間が個人的なハイライト。
40分にわたるインストという点では、ジム・オルークの「The Visitor」が思い起こされる。ただ、ジム・オルークの作品の方が「らしさ」を感じた。
イリノイ」や「クリスマスアルバム」に比べるのは酷か。
付属のDVDは最初の数分で「もういいかな・・・」と思ってしまった。同じような映像がずっと続くとさすがにきつい。